飛行機に沢山乗られている場合、マイレージのことで気になる方は多いと思います。実際かなり達人の領域に達している方も少なくないかもしれません。私自身も決してマイレージの知識が豊富なわけではありませんが、世界一周ともなると様々な飛行機を利用することになるため、ある程度航空会社のマイレージについては知っておく必要があると思います。(船で世界一周する方、ごめんなさい)
※様々な呼称があると思いますが、ここでは「マイレージ」で統一させていただきます。
最初にお断りさせていただきますがこのページでマイレージのすべてを語ることは絶対にできないですし、私自身も達人ではないので、本当にマイレージのことがよくわからない方向けに書かせていただいておりますことご容赦ください。
- マイレージってそもそもなに?
航空券を購入し飛行機を乗った際に、乗った距離に応じてポイントがたまり、そのポイントを使うことで、同じ会社の飛行機の無料チケットなどに交換できる。というのがそもそもの始まりです。米国最大の航空会社アメリカン航空が世界で初めて採用したとされています。正式名称は FFP(フリークエント・フライヤー・プログラム)と呼ばれるようですが、旅慣れた方や航空券に詳しい方以外は「マイレージ」あるいは「マイル」といったほうが通じやすいと思います。
1マイル=約1.6㎞、東京羽田と大阪伊丹でだいたい280マイル程度だそうです。乗った距離分だけマイルがたまるのであれば、羽田と大阪を往復した際にたまるマイルは560マイルということになります。
- 貯めたことなんてないんだけど・・・
こういう方、実はかなり多いと思います。たとえばうちの妻は、40か国くらいは平気で行ったことのあるような旅慣れた人ですが、全くと言っていいほどマイレージの知識がありません。この10年、妻のマイルもすべて私が管理しています・・・。
マイレージは慣れればそんなことはないのですが、ややこしい取り決めがたくさんあるのが難点です。今はスターアライアンスに代表されるような航空会社の連合体のようなものが形成されているためさらにややこしくなっているのが難点です。
①各会社によってマイレージのプラグラムが全部違う。
例:ある航空会社Aとある航空会社Tは協力関係にある会社だが、それぞれ違うマイレージサービスを提供していて、A社のプログラムは「マイルタマール」というプログラムだが、T社のプログラムは「マイルフヤース」と名前が違い、中身も異なる。
②乗ったからといって必ずたまるわけではない、格安航空券だととにかく会社によってルールがすごく変わる。
例:ある航空会社Aとある航空会社Tは協力関係にある会社で、お互いのマイルがたまるがそれぞれ別のマイレージプログラムを持っている。(前述のとおり)さらに会社Aの飛行機に乗ったときはAのプログラムでもTのプログラムでもマイルはたまるが、会社Tの飛行機に乗った際にはTのプログラムしかたまらない。
③交換の仕方によってマイルの持つ価値が大きく変わってしまう。
例;マイルが20000マイルたまったので、交換をしようと思った。会社のサイトを見ると、itunesカード20000円分と交換できたので、交換した。しかし後からよく見ると、札幌ー沖縄間のチケットが20000マイルで交換できた。そのチケットの金額を調べる66000円。
1マイルの価値は前者が1円、後者が3.3円。こんなにも違いがあった。
④マイレージの貯め方・使い方がとにかく煩雑になってきている上、自分の思うような使い方ができない時が多い。
例;JALカードをもっていれば、飛行機に乗らなくてもマイルがたまっていく。しかしたまったマイルは3年以内に使用しなくてはならない。そのマイルを使おうとおもって沖縄行の飛行機を予約しようと思ったら、すでに満席で、せっかくたまったマイルがパーになってしまった・・・。
ある程度マイレージの知識がないと、混乱することこの上ありません。
ましてや今はクレジットカードによるマイルの加算がかなり大きくなっているため、マイレージだけの知識では太刀打ちできない。。。ってこともあるようです。
- じゃあどうすれば・・・。
大原則として、LCCも台頭してきているためすべてがそうではありませんが、大原則として、マイレージは貯めておいて損はないものです。私は今年2回マイレージ交換を国内線で行いましたが、それだと1マイル=2.5円くらいの価値になりました。
ただ、使い方を飛行機の搭乗券に絞るとやや煩雑になるので、「ちょっとでもプラスになるなら・・・」とくらいの軽い気持ちで初めていただくほうがいいかもしれません。EdyやSUICAのチャージとして交換することもできるので持っておくこととよいことがあります。だいたい1マイル=1円以上の価値はあると思っていただいて大丈夫です。
私は今年2回マイレージ交換を国内線で行いましたが、それだと1マイル=2.5円くらいの価値になりました。この差は先程の例にも挙げたように、大きいといえば大きいですが、マイレージそのものをそもそも持っていなければそれらは0であるわけで、持っているに越したことはないと思います。
- どの航空会社のマイレージにはいるのか?
あまりご存じない方からよく言われますが、「1つの会社のマイレージプログラムに入れば全部の飛行機会社たまる」と思われている方も多いですが、先ほど申し上げたように会社の数だけマイレージプログラムがあるので、どれに入ればいいのか悩んでしまうのも一つマイレージが難しくなっているところです。
簡単にまとめるとANAとJALのマイレージプログラムは入っておいて損ありません。そしてデルタ航空とユナイテッド航空のマイレージに入っていれば、だいたい網羅できる。と思います。
やはり日本に住んでいる場合は、日系の企業の強みがあることが大きな理由です。また、基本的に米国系のマイレージプログラムは使いやすく貯めやすいという特徴があります。アライアンスの違い・細かな加算条件などは各会社のHPなどご覧ください。
そのほかの詳しいことになると、それ専門のHPや書籍を読んでいただくほうがよいです。まずはマイレージにとりあえず加入してみるのはいかがでしょうか?それから本やネットで得た知識から少しずつ学んでいき、世界一周しているころにはバリバリのマイレージ達人になっている!かもしれません笑