子連れでも、世界一周旅行がしたい

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旅~travel~

世界放浪した医師の「旅」のすすめ~m3.com連載2回目~

投稿日:2019-06-04 更新日:

先週より、お送りしております、m3.comさんで旅にまつわる連載「人生で必要なことはすべて旅が教えてくれたをさせていただいている件についての連載2回目の記事です。




 

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前回の記事「医学部を即休学したバカ息子~m3.comでの連載記事1回目~」では、当時18歳の私が医学部に入学した矢先に旅に出たきっかけを、自己紹介もかねて紹介しました。
こうして世界放浪の旅に出た私アイジュ。なぜ旅だったのかということは強くは覚えていないのが現実です。ただ、世界一周しているうちに様々なことを感じて、考えるようになったと思うようになりました。

 

 

『世界一周旅行券』を手に、放浪開始― 1人旅なら実現できるか!?

かくして18の若造ながら世界放浪に出ることになりました。どうして旅に出たのかといわれると若気の至りだったのかもしれません。ただ、1人で責任をもって物事を決定したり、自由に過ごしてみたいと考えたとき、「1人旅ならそれを実現できるのではないか」と考えていたことだけは覚えています。

いろんな旅の方法があるのですが、調べていくうちに「宿は自分で決めて選ぶ」「自分の行きたいところに行く」「自分の足で世界を放浪することはカッコいい」とかそういう幼稚な発想が私の中にあったため、最終的にバックパッカーという、いわゆるリュックを背負った貧乏旅行者のスタイルで世界に飛び出すことにしたのです!

ひとまず私はどこの国に行こうか、どういうルートで回ろうか妄想していたときに、『世界一周旅行券』という世界一周が可能な航空券を発券。当時はまだ小さな会社だった世界一周堂という会社にお願いし、その航空券を手配しました。

 

こうして、航空券だけを手配し、宿も移動もすべて自分でどうにかするという世界一周の貧乏旅行を始めることにしたのです!今考えれば何たる無謀な少年だこと。

 

ちなみに世界一周旅行券ですが、この世界一周堂さんのHPを見ていただければわかるのですが、いろんな種類があります。

世界一周するのに約35万円程度から使えちゃう、しかもビジネスクラス世界一周が100万円以内でできるという夢のような航空券です。この航空券の話をするだけでおそらく1ページかけるような内容ですが、基本ルールなどがあって、少し使いこなすには知識がいるかもしれません。書籍もありますが、個人的にはHPなどで見ていく方が分かりやすいと思います。もしご興味あってようわからん!って方は直接DMでもいただければお答えもできますので遠慮なくおっしゃってください。

 

写真 Taj Mahal ,India

こっちを見ているおじさん・お姉さんは知らない人ですからね・・・

 

 

見るものすべてが新しいという感動― 同級生への劣等感もいつしか…

世界一周の順番、さすがにすべて覚えているとはいえすべてをお伝えしていくのは大変なので、簡単にどのルートを周ったかというと、英語に慣れるために最初にオセアニア大陸(オーストラリア)を訪れた後、アジア→ヨーロッパ→中東・アフリカ→南米→北米と西回りで世界一周しました。この時に出会った人物・景色・文化は見るものすべてが新しく、初めて異文化というものを心底感じました。日本帰国後も時間を見つけて世界中を放浪しているため、世界一周時に訪れた国が約35か国、その後の15年で約30か国程度になります。

本やTVでしか見ることのなかった異世界を実際に体感したことで、思っていた通りだったこともあれば全く想像と違ったこともある、世界の広さを痛感させられました。

危険な目にあったり、嫌な思いもたくさんしましたが、「世界にはこんな素晴らしい夢にあふれたことが広がっているんじゃないか、自分はなんて小さなことに悩んでいたんだろう」と考えられるようになり、世界を出る前に感じていた同級生への憧れといいますか劣等感のような感覚は、感じることはなくなりました。この経験はかけがえのない財産となり、人として、医者としても生きています。

約1年間弱の世界一周放浪を終えた後も、事あるごとに旅は続け、完全に旅に魅せられるようになりましたが、旅を通じて感じられる感動を少しでも多くの方に知ってもらいたいと思うようになったのが、今回の連載のきっかけでもあります。

 

 

広辞苑にはない私が感じる言葉の違い 「旅行」とは行くこと、「旅」とは感じること

「旅行」と「旅」という言葉が日本語にはありますが、その違いはあるのでしょうか?広辞苑などでは旅と旅行を同義あるいは似たようにとらえている側面もあるようですが、私は実際に世界中を放浪しているうちに、この2つは言葉では似ているが「旅行とはそこに何らかの目的で訪れること」で、「旅とは特に理由なくともその場所や文化を感じ、自分なりの思いを巡らせること」なのではないかと思うようになりました。

旅と旅行を別物と考えている方はたくさんいらっしゃるようですが、皆さんそれぞれに考えは微妙に違っているような気がします。もちろん考えは人それぞれであり、正解はありません。

旅とは単にそこに行くことだけではなく、そこから得られる何かを感じ取り自分なりに形作るもの」という自分なりの答えを出すことができた私は、本当に旅の中で多くのことを考えるようになりました。

日常のこと、家族のこと、医療のこと、趣味のこと・・・。旅を通じて得られた感性は、単に旅行をしているだけ、日本で日常生活を送るだけでは到底身につかないものではないかと思っています。正直、旅や旅行の楽しみ方や定義なんてどうでもいいことと思う方もたくさんいらっしゃると思います。ただ、単に遊びに行くという感覚だけでなく、せっかくなのだからそこから得られるものを感じ取ってもらい、その先につなげてほしいというのが私の本音で、ぜひ皆様にも多くの「旅」をしてほしいというのが私の願いなのです。

 

注)旅:「定まった地を離れて、ひととき他の土地(場所)へゆくこと」
旅行:「徒歩または交通機関によって、おもに観光・慰安などの目的で、他の地方に行くこと」(※広辞苑 第五版、【旅】【旅行】より)

 

次回予告

世界一周の旅をすることによって、いろいろなことを知り、学び、感じ取ることができました。具体的な話をドンドンしていきたいのですが、まずは旅といったら必ずあるもの・・・「出会い」について次はお話してみたいと思います。(特に編集部から要望の強かった妻との出会いについてもお話ししていきます。)

写真 Cape of Good Hope, Republic of South Africa.

 

<<参考文献>>
1. みんなの一人旅「「旅」と「旅行」の違いってなんだろう」
2. 前田塁.「旅と旅行の違いは?旅とは偶然をデザインする行為」
3. 東松 寛文.「意外と知らない「旅行」と「旅」の決定的違い」

 

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いかがでしょうか?

一部m3向けのコメント(Drや医療関係者用語)などを変えたり、文字数制限を調整した内容にしてありますが、m3での掲載から1週間遅れでこの連載記事は転載させていただこうと思っております。

※1回目の時にも申し上げましたが、著作権は私、編集権はm3.comさんにあるため、転載することに問題はないとご回答いただいています。

 

世界一周旅でテロに遭う?~m3.com連載3回目~

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 旅人、元バックパッカー。内科医。18歳の時に約10か月ほどかけて世界一周を経験。西回りに世界を駆け巡り、その後も休みがあれば旅を続け、今まで訪れた国はだいたい60か国くらい。旅で出会った日本人女性と結婚し、妻と子供2人の4人家族。

今まで1人旅・カップル旅を経て、家族旅行するようになっても世界中のどこへでも行く旅好き家族に。

「子供がいるからそこへは行けない」ということがないわけではないけれど、子供たちのためにも、子供たちのためになるのであれば、どこへでも行きたい、世界一周旅行でも行きたいと妄想し続けるアラフォー。まずの目標は「50歳でもう一度妻と世界一周する」。

夢は、世界のすべてをこの目でみること・世界の広さや美しさを子供に、そして世界に広めること。

今の充実した生活の原点を作り出したのが自分にとっては旅だった。見るものすべてが新しかったあの旅の感動は忘れられない。

 

2020年末をめどにアジア某国に家族で移住予定。旅の話とともに、移住の話もお伝えしていこうと思います。

子連れ旅行のことを中心に、役に立てたらうれしくおもいます。

 

Instagram:アイジュ




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