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各国一言メモーcountrymemoー

外国人の目で知る「日本」のふしぎ~m3.com 12回目の連載~

投稿日:

m3.comで連載させていただいているこの「人生で必要なことはすべて旅が教えてくれた」も早くも12回目になりました。

どうなることかと思いましたが、m3.comのアンケート調査では、かなり好意的な感想を頂戴しました。読んでくださっている先生方に心より感謝申し上げます。特に、印象的だったこととして「親御さんが素晴らしい」というご意見を頂戴しています。父はもちろんですが、最も後押ししてくれたのは亡くなった母ですので、天国にいる母と同様に、現在まだなんとか元気で(こないだ寂しいと泣いていたけど( ;∀;))やっている父に感謝しながら頑張りたいと思います。

異文化の衝撃~m3.com 11回目の連載より~





 

世界共通で面白い娯楽!? イエメンで見たゲームの凄さ

任天堂とソニーは、日本を代表する企業でありますが、この2つの企業が世の中に送り出している各種家庭用ゲーム機は世界中で人気があります。アニメ・漫画ももちろんですが、世界中のいろんなところで日本の家庭用ゲーム機を見ることができます。

現在は内戦が行われていて、到底訪れることができないイエメンという国があります。特にその首都サナアは、1,000年前から街の様子も変わらないといわれるとても美しく素晴らしい都市でした。まさにアラビアンナイトの国といってよかった、素晴らしい国でした。本当にここはすごかった。リアルアラジンの世界。

 

 

しかーしそんな国でも!

 

「Playstationを遊ぶためにある店」というのが街中にあります。

 

私たちは遊びませんでしたが、狭い部屋にTVが3台置いてあり、お金を払って、NINTENDOかSONY(プレイステーション)のいずれかを選んで遊ぶ・・・。というようなシステムでした。おそらく彼らの感覚的には、『ゲームセンター』のような感覚で遊びにきたり、見にきたりしているのだと思います。いわゆる日本のゲームセンターのようなものはありませんので。

ものすごい子どもの数で、みんな見ているだけでしたがとても楽しそうでした。ゲームってやっぱり世界共通で面白いと感じるようです。今なら誰もがポケモンに没頭しているし、やはりジャパンゲームおそるべし。

人気があったのは誰でもわかりやすいウイニングイレブンなどのサッカーゲームでしたw

 

写真

こんな1000年前の建物が乱立されているサナア ここにplay station屋が・・・。

 

日本車はメンテナンスしやすい どこ行ってもどこ行ってもTOYOTA

世界の方々からみた我が国のイメージといえば、先ほどのゲームに関連したポケモンや漫画、寿司、侍・忍者などと言われることが多いですが、特に途上国へ行くと、まず圧倒されるのは

日本車の数

だと思います。

 

とにかくめちゃくちゃ多いです。そして、車と同じくらい日本製のバイクも多く見られます。本当に、街中を走っている車のほとんどがTOYOTAの国とかもあります。

以前、中米ニカラグアという国に訪れたとき、TOKIO(アイドルじゃないよ)と書かれた建物が点在していました。TOKIOはスペイン語で東京をあらわします。「あれは何なのか?」と思い、宿の人に尋ねると、

 

「ああ、それは自動車整備場のことよ」

 

と言われました。中米ニカラグアは、日本車がほとんどだからだそうです。

 

「日本の車は本当にすごい。なんていったって直しやすいし、メンテナンスしやすいんだ」

 

アフリカのジンバブエなどでこう言われたことがあります。事実かどうかは私にはわかりませんが、こういう声は世界各地で良く聞かれました。欧米、特に欧州は日本車がそこまで多くはないですが、あれだけ世界中で日本車が走っているのを目の当たりにすると、誇らしく嬉しく思いました。もちろん国によって差があり、途上国の方が日本車が多く、先進国ではやはりメルセデスベンツやポルシェといった世界中で高級といわれる車に人気が集まるようです。

自動運転・電気自動車など従来の自動車はなくなるのではないかと言われる現在の状況で、各社が改革を急いでいるようですが、車業界には頑張ってほしいと思います。もちろんTOYOTAは車そのものを売るのではなく、今後到来するMaaS時代に関して照準を合わせているようですが、いずれにせよ世界のTOYOTAには頑張ってほしいなあ。

 

写真

この写真もイエメン こんな汚い田舎町にもTOYOTA

 

この前のケニアもTOYOTAばっかり。あ!TOYOTAじゃない!と思ったらSUZUKIとか・・・w

 

バイオテロと勘違い 医療者としての必需品は不気味!?

これまでゲームや車など、日本が誇るモノたちを見てきましたが、最後は、日本の光景が外国からどんな風に映るのかということで一例をあげます。

 

それは、街中でのマスクについてです。

 

外国の方からすると、かなり印象的に映るようです。以前、長野県に住んでいたというフィンランド人親子に会ったことがあり、とても日本が好きで素晴らしいといってくれたのですが、

「地下鉄での、日本人のマスク姿だけは理解できなかったとしきりに言っていました。

 

彼らからすると、マスクをしている姿はとても不気味で怖いと思うようです。確かに世界中を周りましたが、街中でマスクをしているのは排気ガスのひどいアジア諸国くらいでした。空気がきれいにもかかわらず、しかも屋内で多くの方がマスクをしている姿はとても信じられないようでした。マスクするなら会社休め!って感覚のようです。別の国で会った米国人女性には、

 

「東京に初めて行ったとき、私はバイオテロがあったのかと思って本当に驚いたわ!anthrax attack(炭疽菌テロ)かと・・・」

 

と真剣に語っていました。テロって・・・。

我々医療者が病院でする商売道具(?)であるマスクも、使い方によっては変に見られてしまうという文化もあります。ひとたび世界に出ると、本当に感じ方が違うのがわかるのはとても勉強になりました。もちろんそれは我々が外国に行き、外国人の立場になってもそうだと思うのですが・・・。

 

まとめと次回予告

他にも私が驚いた文化は山ほどあり、数え切れません。ぜひ皆様も診療の合間・休みなどを利用して、多文化をのぞき、受け入れ、体感していただき、世界の広さを感じとることで、寛容な心を育てていただきたいと思っています。

次回からは、旅で得られたもの・教育として得られるものについて少しお話していきたいと思います。ご自身だけでなく、自分のお子さんに対する旅を通じて得られるものについてお話していき、お子さんのいらっしゃる先生方にとっても興味深い話をしていければと思います。

 

 

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 旅人、元バックパッカー。内科医。18歳の時に約10か月ほどかけて世界一周を経験。西回りに世界を駆け巡り、その後も休みがあれば旅を続け、今まで訪れた国はだいたい60か国くらい。旅で出会った日本人女性と結婚し、妻と子供2人の4人家族。

今まで1人旅・カップル旅を経て、家族旅行するようになっても世界中のどこへでも行く旅好き家族に。

「子供がいるからそこへは行けない」ということがないわけではないけれど、子供たちのためにも、子供たちのためになるのであれば、どこへでも行きたい、世界一周旅行でも行きたいと妄想し続けるアラフォー。まずの目標は「50歳でもう一度妻と世界一周する」。

夢は、世界のすべてをこの目でみること・世界の広さや美しさを子供に、そして世界に広めること。

今の充実した生活の原点を作り出したのが自分にとっては旅だった。見るものすべてが新しかったあの旅の感動は忘れられない。

 

2020年末をめどにアジア某国に家族で移住予定。旅の話とともに、移住の話もお伝えしていこうと思います。

子連れ旅行のことを中心に、役に立てたらうれしくおもいます。

 

Instagram:アイジュ




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