2006年GWに訪れたシルクロードの途中にあるウズベキスタン。
なぜ行こうと思ったのか覚えていないんですが、確か
パパゾウ「シルクロード横断したいな~」
嫁(当時彼女)「そんな時間ないでしょ(GWでは無理)」
パパゾウ「じゃあちょっとでも行こうよ。イランとか」
嫁「イランかあ~面白そうだけど。(地図見ながら)ウズベキスタンとかは?」
パパゾウ「ティムール王朝だっけ?・・・もしかしてサマルカンドか?!」
嫁「じゃあ行ってみる?」
→決定
みたいなノリだった気がします。あまりおぼえていない。。。
しかし!!!行ってびっくり!!!
個人的には大ヒットな国だったのです!
当時の日記が見当たらないので、思うままに書いてみようと思います。
まとめ
シルクロードのど真ん中というイメージしかなかったが、観光地は多くまたそれらがとても魅力的であり、何より人が良かったのがいい意味での衝撃だった。
サマルカンドやヒバァと行った世界遺産もさることながら、個人的に「人類の負の遺産を見たい」と思って訪れたアラル海も非常に感慨深く、見るものが多かった。
さらに人の好さ。とにかく観光地なのに観光客ずれしていない方が多いように感じた。親切であることが多く、旧ソ連にしてはみんな表情もそこそこ豊かな印象があった。警官や政治家の腐敗はひどいようらしいが、普通の人たちは少なくとも悪い印象の人には会わなかった。
そして飯がうまい。あまり食事についてとやかく注文を付けるタイプでは自分はないのだが、とにかくパンも米も主食もおいしいものが多かった記憶がある。グルメな嫁にはかなり高ポイントだっただろう笑。
それでもまあ個人的には、ホテルヌクスで入った鉄さびのお風呂は一生忘れない。
いや~今でも覚えているのは、本当に食事がおいしかったことですね。人良し、飯良し、見どころ良し。3点そろった国や地域っていうのは意外と少ないですから、多くの方にお勧めできる場所です。
このチャーハンみたいなのも絶品だった。ちょっとあぶらっこかったけど。
アラル海ってご存知ですか?世界的にみても批判の強い、国家主導で始まった政策によって湖が干上がってしまったという前代未聞の事態が実際に起こってしまった場所です。ウズベキスタンの中にある、「カラカルパクスタン共和国」という自治州のような場所にあります。
下の写真は湖の「元」ほとりから撮った写真ですが、ご覧のように崖になってしまったように見えるのは「元湖」だった場所なわけです。
この下に降りられるのですが。
あれ、船が陸に置き去りにされている・・・というような雰囲気であったり。
土を掘り起こすとこのような貝があったりします。
なんかとっても寒かったのもあって、荒廃した、ターミネーターでいう審判の日(Judgement day)後の地球のような感じでした・・・。怖。
とにかくこの後寒くて、ホテルヌクスという止まっていた宿にたまたまバスタブがあったのでいっぱいお湯を張って入ろうとしました。しかし、お湯は確かに少し出てくるんですが、ものすごい赤錆交じりのお湯で、本当に汚い、鉄くさいお湯でした。人生であそこまで汚い、臭いお風呂に入ったのは後にも先にもないんじゃないかというほどの思い出があります・・・。でも世界一温かく感じました。なんかすんごい寒かったんですよね。
今でも妻と、寒い日の温泉・臭い温泉・汚い風呂とかの話になると
「ヌクスよりはいいよ」
って笑ったりするほど。すごい思い出ですが・・・。
各国一言メモのつもりが、感想も多くなってしまいました笑。
でも万人に自信をもってお勧めできる国、それがウズベキスタンだと思います。