帰国したので、大まかな感想をまとめていきたいと思います。とりあえずはこれから読んでいただければよいように。
私たちが今回行った旅はケニアのマサイマラ=サファリと、タンザニアのザンジバルでのリゾートステイ(1週間)の2本立てでしたが、控えめに言って、
子供たちが生まれてから出た旅でぶっちぎりで一番良かった
です。特にここでは感動的だったというか旅のメインであったサファリ旅行について簡単に感想を述べていこうと思います。
控えめに言って、世界中を訪れてきた私にとって、久しぶりにサファリ旅行は旅人でもない万人におすすめできる旅行先でした。
マサイマラ国立公園の場所ですが、ケニアという国にあり、タンザニアという隣接する国の「セレンゲティ国立公園」とつながっています。マサイマラ国立公園だけで、大阪府くらいの面積だそうです。っていうことは東京くらいでかいってことじゃんか・・・w
【感想まとめ】
①子連れでもムチャクチャ楽しめる
②大自然を満喫できるが、子供たちは動物しか興味がなかった
③ツアーに申し込んだら現地ではあまりお金は使わない
④ハクナマタータ
①子連れでもムチャクチャ楽しめる
今回長い飛行機を乗り、わざわざアフリカまで行っても、子供たちが楽しんでくれなかったらどうしようかという不安がありました。なぜなら15年以上前に、南アフリカ共和国でサファリをしたときの経験で、サファリはなかなか動物が見つけ出せないという待ち時間といいますか、忍耐が必要だということを知っていたというのがあります。
南アフリカのサファリは、いわゆる日本人が思い描くような、広大な草原にたくさんの動物たちがいるというようなイメージとは違い、どこまでも続くブッシュ(低木)があって、そこから動物を見つけ出したりしていくというイメージです。私がすごくよく覚えているのは、突然茂みからライオンがばびょーん!と登場するという場面に出くわしたことです。
南アフリカクルーガー国立公園にて。こんな感じです。ブッシュの裏に行ったらもう見えませぬ・・・。
なので、今回のケニアはサバンナ(草原)が広がっているとは聞いていたものの、ある程度のブッシュとかはあるんだろうな、そこまで狙った動物を見ることは難しいだろうなと思っていました。探すガイド(ドライバー)の力量にもよるとよく言われますし、草食動物の宝庫といったってそんなに見れないんじゃないかなあ~もちろんライオンとか、たくさんのシマウマとか見れたらいいなあ~
「ライオンとか見つけるの大変なんだよ~ゾウもたくさんは見れないかもね~バッファローはパパ南アフリカでは1回しか見れなかったよ~」
と子供に教育し、待つことが大事!と教えてケニアに乗り込みました。実際動物見るには忍耐が必要!木に隠れてる動物も見つけようね!とノリノリで子供とはしゃぎ・・・。
マサイマラ国立公園に到着し・・・さあて・・・探すゾウ!!!!
え・・・( ゚Д゚)
いやいやすっげえ草原じゃないか!!!!
ってあれ・・・
いやよく見るとバッファローやないかい!
ゾウもめっちゃいるしい!!!!!
奥にもたくさん見えるしい!!!!!
この写真、サファリ開始から10分以内です。私の中で、
10分でケニアが南アフリカに圧勝
子供たち『パパぁ~動物むっちゃいるね!!!!パパの話と違ってよかった~!』
う、うんすごいね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ま、まあライオンは見つけられたら子供たちも喜ぶだろうなあ~
ガイド「Ah? Lion? hakuna matata! You can see many lions everyday.」
(何言ってんだお前?ライオンなんて毎日会わせてやるよ)
いやいや、毎日会えるんかい!!!!!
やべえ・・・格が違う・・・。ちなみに本当に毎日、毎サファリでライオン見てました。
南アフリカで私はサファリを経験したことがありました。しかし、ごめんなさい、格が違った・・・。
むっちゃ動物見れますし、すさまじく数が多いです。なん百とかそういうレベルじゃなく、万という単位。
本当にそれだけで子供たちも大人たちも大満足でした。
ヌーの川渡りだけはラッキーだったようですが、それがなくてもすごい迫力でした。
もう一度、ケニア来ます。
②大自然を満喫できるが、子供たちは動物しか興味がなかった
大人も大自然で楽しめたのです。こんな写真じゃあうまくおつたえすることできませんが、
こんなような大草原の朝焼けむっちゃキレイだし、とにかく地平線が見える大草原なんて初めてではないもののなかなか見るものではないので、鳥肌ものです。いままで地平線はもちろん何度もみていますが、その地平線に沿って万単位の動物たちが優雅に走ったり、草を食べたり寝ていたりする、壮大な生き物のドラマが広がっているわけです。南アフリカではこんな大草原はなく、ボツワナでゾウの100頭以上の大群に遭った時でも、ブッシュにゾウ達は消えていったのに、ここでは何㎞も先まで動物たちの姿が見えてきます。動物だけでも感動なのに、この大草原。パパ感動だよ( ;∀;)
なので子供たちにもその雄大さを伝えようとしたところ
あたし「ほら~朝焼けキレイだよ~!大草原もマジすごい・・・」
長女「ああキレイ・・・ハハハ!シマウマおしっこしてる!見てみて~!」
長男「・・・」(見もせずに反対側でインパラの写真を撮っている)
(*’ω’*)
うん、まあ小さな子供にはそうかもしれません・・・。
というわけでやはり大自然の中に家族旅行しに行くより、動物と触れ合ったり動物を見に行くというのは楽しさや記憶に残るという点では大きく上回っているようです。実際景色がきれいだったということを下の子はほぼ言いませんでした。
しかしそれを補うほど、動物、とくに草食動物の群れ!というかヌー!が見れます。草原に万単位でいるシマウマやヌー達を目の当たりにした時の子供たちの笑顔が忘れられません。壮大な大草原に、大量の生き物たちのドラマがあります。
You should go Masai Mara!!
③ツアーに申し込んだら現地ではあまりお金は使わない
私たちは今回、サファリツアーでケニアに行き、リゾートとしてザンジバルに、ナイロビにてキリンセンターというところに行き、それぞれ自分たちですべて手配しました。なので自分たちの思い通りに旅を進められたのも大きな満足感につながっていると思います。
ただし、注意していただきたいのは、やはり金銭的な問題です。このブログでは特にサファリのすばらしさをお伝えしていきたいので、サファリにかぎったことだけここでは述べていきます。
マサイマラ国立公園にだけ行くツアーに参加する、あるいは手配すると仮定した時。
アフリカまでの往復飛行機代・マサイマラなどの国立公園へのアクセスや宿泊代・チップなど総合的に考えてもおそらくシーズンオフでも1人当たり20~30万以上はかかってしまいます。現地の滞在費はほとんど宿泊費やツアー代に含まれてはいますが、日本人には不慣れなチップが意外とかかります。ドライバー代・レストラン・ボーイetc・・・。なお、ドライバーへのチップは多めに渡すあるいは渡す気があることをにおわせておくことが、その後のわがままを聞いてもらえる大きな要因になると思います。
例えば、私たちの場合、ドライバーへのチップは最終日で良いというようなニュアンスをあらかじめナイロビのドライバーから聞いていましたが、初日にあえて1日当たりとしては多めのUSDを渡しておきました。それ以降、明らかにいろいろな提案やわがままを聞いたり、我々家族の要望を細かなに聞いてくれるようになったと感じました。彼らもお金だけで動くわけではないですし、もちろんそのほかの要因もあったと思いますが、とにかくオーバーに喜び・オーバーに感謝を伝えたほうが欧州とのつながりが深いケニアでは大事だと思います。笑顔も感謝もチップもケチらず、素晴らしい旅行にしていただきたいです!
お土産も決して安くありません。なので、どうしてもアフリカ子連れ旅行はお金がかかってしまいます。
とはいえ、申し込みの段階で支払ったお金以上にすごくお金を使うかというと思った以上に使わなかったなと思いました。その要因は、またホテル紹介などでもしていくのですが、なんと
・飲料水はすべて無料!
・1日3食付きで食費かからない!!(お酒だけ)
・下着以外の洗濯サービスはすべて無料!!!!!
子連れには特に洗濯サービスタダはやばいありがたかったです。下着だけみんなで洗いました笑。
結局、現地でマサイマラ国立公園内で支払った使ったお金は
・ワイン5杯分の25ドル
・嫁の土産35ドル
・ドライバーへのチップ 140ドル(4日間合計)
・ポーターへのチップ 2ドル
・ベッドメイクへのチップ 12ドル
の約200ドルちょっとでした。1人当たり3泊4日で5000円くらいの計算ですね。どんだけ前払いがウエイトを占めているのかというのが分かると思います。
ホテルやお金の話についても詳細に別ページにまとめていきますので、もうしばらくお待ちください。
ちなみに泊ったホテルはここです。tripadviserにつながりますのでご容赦ください。
Main Governor’s Camp、Masai Mara
ちなみに、私はがんばって一度はお金貯めてサファリは行った方がいいと思いました。旅好き・動物好きなら特に。お子さんの有無関係なく。
ホテルのフロントから撮った、ホテルの敷地。ここにテーブルと椅子を出して天然レストランになります。
ホテルの敷地内に突然イボイノシシとか出てきます。カバとゾウも来ました・・・。
④ハクナマタータ
「Hakuna Matata」
ケニアで広く話される現地の言葉であるスワヒリ語で、「no problem」の意味です。ウォルトディズニーの映画「ライオンキング」でも出てくるワードで、ケニアに行く人あるいは行ったことのある方なら必ず遭遇する言葉です。英語の吹き替えでは「ハクナマタタ」と発音していますが、現地の方々との会話では「ハクナマタータ」と延ばす方がただしい?発音のようです。
このハクナマタータ「Hakuna Matata」、とにかくしょっちゅう出てきます!
以下一例です。会話は英語ですが、便宜上日本語で書きます・・・。
・私「あ動物のうんちふんじゃった」 → ガイド 「Hakuna Matata!」 これはわかる・・・
・私「ナイロビってマラリアいないの?」 → 現地のホテルのフロント「Hakuna Matata!」 いるのかいないのかどっち!?
・息子がドライブ中に「おしっこもれる~!!!」 → ガイド「OK、Hakuna Matata!」 なにがやねん
・娘がレストランで「オムレツ プリーズ!」 → コック「HAHAHA cute girl, Hakuna Matata!」いや、答えになってない!
・よめ「今日はお酒はいらないです」 → ウエイター「OK,Hakuna Matata.」 言えばいいと思ってない?!
というように、ようわかりません・・・。まあわかるんだけど、あいさつみたいなもんなんですかね。
とりあえず困ったら笑顔でハクナマタータ!!
アフリカ怖い?子連れ怖い? ハクナマタータ!!
スワヒリ語・英語わからない? ハクナマタータ!!
ハクナマタータ? ハクナマタータ!!
なんか伝わりましたでしょうか・・・。
ちなみに、ケニアをサファリ旅行している限り、全く持って治安のことを気にする必要ありません。間違いありません。だって周りホテルの人か観光客か動物しかいないから。
子連れにこそおすすめケニアサファリの旅
サファリのことを中心に語っていますが、このサファリについてドンドンこの夏に記事を書いていき、今後アフリカ旅行を1人でも、2人でも、子連れでも、目指している方のためにお役に立てればと思っています。もちろんご質問などございましたら、twitterやインスタからダイレクトメールをいただいたり、このブログにコメント残していただいてもかまいません。お気軽にどうぞ!!!
もちろん、あまりサファリ旅行には向かないっていう方もいらっしゃると思うので、そんなところも伝えていけたらなあと思います。
それでは、一体全体、何が凄かったのか、何が良かったのか、細かくご紹介していきたいと思います!!
ハクナマタータ? ハクナマタータ!!
なお、我々が宿泊したホテルはこの書籍にても紹介されています。
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