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バックパッカーとは?~旅のスタイル~

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今日はちょっと趣向を変えて、旅のスタイルについてちょっと考えてみたいと思います。

旅にはいろいろなスタイルがあります。もちろん「きれいな海が見たいからリゾートに行く」「山が好きだから登山が私にとっては旅である」というように、旅のスタイルは本当に様々です。ここでは、みなさん(というか国民の多くの方)が旅行というものの種類・スタイルを考えるときに出るであろう発想として

 

①団体旅行(いわゆるツアー旅行)

②個人旅行

 

にわけられるのではないでしょうか?実際たとえば大手の旅行会社のサイトを見ても海外旅行の項目は「ツアー」か「航空券」「ホテル」に分けられていることが多いと思います。このうち「航空券」と「ホテル」を自分で手配するあるいは見つけ出すのは個人旅行と考えてよいのではないかと思います。



人によっては個人旅行=自由気ままな旅行団体旅行=ツアーコンダクターのいる旅行、というような考えがいまだに残っていらっしゃるかもしれません。ただ、最近は「ツアー旅行」でも「フリープラン」なる、ほとんど事実上の個人旅行を楽しむことのできるプランを販売していたり、自由旅行という新たな言葉が出てきたり、一概に定義するのは難しくなってきているのかもしれません。

実際Wikipediaをみても、個人旅行というものには明確な定義はないという前置きの元、いくつかに分類されているようです。もちろん国の法律で決まっているわけではないので、考え方が人によって変わるのは仕方ないのかもしれません。

 

バックパッカーとは?

この個人旅行・団体旅行の中でも少し異質だったと自分でも思うのが、私もやっていたバックパッカーです。

バックパッカーという言葉は、もともとはbackpackすなわちリュックサックを担いで旅する人たちの総称です。おそらく多くの方はこのことに異論はないと思います。ただ、「現代のバックパッカーの定義は?」ということに関しては、先ほどの個人旅行の定義以上に決めつけるのは困難だと思います。

ある人は、バックパッカーは【貧乏旅行する人】というかもしれません。違う方は【秘境を旅する人】だったり、【孤独にひたすら世界をみて回る人】というかもしれません。どれもその方の旅のスタイルであって、理解できるものばかりですが、実際自分がバックパッカー(と思われるスタイル)として旅していましたが、実に旅のスタイルは十人十色で、いろいろな考え方があるんだな~と感心した記憶があります。

少し年配の方では、バックパッカーといったらこれ!というのが、沢木耕太郎さんの書かれた深夜特急かとおもいます。

沢木耕太郎さんは、1970年代に26歳の時香港・マカオからロンドンに至るまで、自由旅行にはまだしがらみも多かったであろう時代に旅をした方として多くの旅人のあこがれとなり、私が世界をめぐっていた2000年代前半でもいまだバイブルとして語り継がれる名書でした。実際には紀行文・随筆作品のようなものなので、物語として多くの人を魅了し、世界中の安宿で多く見かけた記憶があります。

この書籍の感覚からいえば、やはりバックパックをもって、安いホテル・移動手段などを通じて世界を放浪していくのがバックパッカーなのかもしれません。



自分の考えるバックパッカー像

とはいえ、自由であるからこそ自由旅行であって、自由に旅行する人たちの考え方は自由であってしかるべきです。なので、私なりのバックパッカー。それは・・・

 

『自分はどんな旅をしたいのか頭に思い描きながら、背中にbackpackを背負った旅人

 

です。

簡単に言うと、バックパッカーはリュックを背負った人の総称ではあるものの、その中でbackpackを背負い、自分の旅への強い信念をもとに、自らの目で世界をみて回りたいと思っている人がバックパッカーなのかな~と勝手に思っておりました。

つまりですね、バックパッカーにはいろんなスタイルがあっていいんじゃないかな?と思うのが本音なのです。別にバックパッカーがすべての旅のスタイルの中で最も素晴らしいともちっとも思いませんし、団体ツアー旅行でしか見れない・体感できないものだってあるわけで、旅のスタイルは優越つけるべきじゃないと思っています。もちろん、個人的にはバックパッカーで得られたものが多かったので、バックパッカーのスタイルを否定する気にはなりません。

 

最近はリタイア後に旅に出たいと思っている人が多く(もちろんこのブログをご覧くださっている皆様もそう思っている方が多いかもしれませんが、)定年後にバックパッカーを目指す方も多いようです。旅のスタイルは本当に自由であるし、それこそが旅の醍醐味だと思います。

 

まあ結論は出すのは難しいし、多分多くのご意見があると思うので結論は出せないんだと思います。ただ、私はいろんな旅のスタイルあったとしてもそれを否定することなく、それぞれ自由に旅してほしいと思うのです。自分の子供たちにも自由に旅をし、世界を見て、その素晴らしさや厳しさ、いろんなものを経験してほしいと思っています。

「バックパッカーは自由じゃなくてわがままなだけ」「バックパッカーは放浪もの」というイメージをお持ちの方は、実は多いかもしれません。放浪しているというと、定職にもつかず、ぷらぷらしているという印象を受けるからでしょうか。でも、そんなことはありません、私はぷらぷらしたことを乗り越えて、医者になっていますし、バックパッカーとしてぷらぷらしたからこそ、そこで見える景色もあると私は思うのです。

 

皆様も、ご自身のお子さんがバックパッカーやりたい!とか、世界をみてみたい!と言ったら、ぜひ見せてあげてほしいと思います。

 

まあ、バックパッカーをやるには体力が必要なので、若いころにやることをお勧めすることはまちがいありませんが、年配の方のバックパッカーも世界中にごろごろいますのでご安心ください?!

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※ちなみにバックパック=リュックサック=ナップサックです。言葉としてはすべてもともとは同じものを指していて、リュックサックはドイツ語だったはず・・・。ただ日本語で言われると全部同じか?というほど多様化しているような気も・・・。私自身あまりファッションに興味がないのでよくわかりませんが、ファッション業界では定義ってあるんでしょうか?

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 旅人、元バックパッカー。内科医。18歳の時に約10か月ほどかけて世界一周を経験。西回りに世界を駆け巡り、その後も休みがあれば旅を続け、今まで訪れた国はだいたい60か国くらい。旅で出会った日本人女性と結婚し、妻と子供2人の4人家族。

今まで1人旅・カップル旅を経て、家族旅行するようになっても世界中のどこへでも行く旅好き家族に。

「子供がいるからそこへは行けない」ということがないわけではないけれど、子供たちのためにも、子供たちのためになるのであれば、どこへでも行きたい、世界一周旅行でも行きたいと妄想し続けるアラフォー。まずの目標は「50歳でもう一度妻と世界一周する」。

夢は、世界のすべてをこの目でみること・世界の広さや美しさを子供に、そして世界に広めること。

今の充実した生活の原点を作り出したのが自分にとっては旅だった。見るものすべてが新しかったあの旅の感動は忘れられない。

 

2020年末をめどにアジア某国に家族で移住予定。旅の話とともに、移住の話もお伝えしていこうと思います。

子連れ旅行のことを中心に、役に立てたらうれしくおもいます。

 

Instagram:アイジュ




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