※このペトラ遺跡の写真は、かつて一度データを破損しており、保存状態や解像度が恐ろしく悪い当時の写真の一部しか残されていません。したがって、美しい写真をご覧になりたい場合は、トリップアドバイザーなどでご参照ください。
ペトラ遺跡は、中東ヨルダンにある岩を削ってできたような遺跡群です。
ヨルダンの首都アンマンから車を走らせること３～４時間ほどで到着する、「インディアナ・ジョーンズ 最後の聖戦」にも登場する有名な遺跡です。現地ではペトラというより、ワディ・ムーサという現地近くの街の名前の方が通じた印象があります。
みなさん、写真でご覧になったことがある方もいるかもしれませんが、この岩山を削り取ってできた建造物は1つじゃないんです。思ったよりも大きく、しかも何個もあります！私も実物を見たときにとても驚きました。
実際インディージョーンズに出てくるのは、エルカズネという宝物殿で、ペトラ遺跡の中で最も美しく残されているものではあるのですが、結構広大な範囲に史跡が残されています。
ラストシーンだったかな？ハリソン・フォード演じるインディアナジョーンズ博士が馬に乗って入っていく神殿です。
この建物に入るまでには狭～い道を歩いていく必要があり、なかなか見えないな～と思っていたら突然これが見えてくる・・・！という冒険感が味わえる素晴らしい遺跡です。なんでその写真紛失したんや俺は( ；∀；)
このペトラは、実際に繁栄した古代都市で、ナバテア国という2000年以上前のアラブ系遊牧民の首都であったといわれています。その後ローマ帝国の支配を受け、1500年ほど前に生じた大地震によって都市としての繁栄は役割を終えたといわれています。したがって史跡ではありますが、街跡？と言えるわけです。
200年近く前にヨーロッパ人の探検家によってヨーロッパ人に紹介されたときの絵が残されているのですが、その絵と実物は本当にそっくりです。
今は川はないけど。ペトラ遺跡は山の合間、谷というようなところにあるので、広い敷地でかつ凹凸激しいところを移動する必要があり、かつウマかロバしか乗り物はダメというような場所でした。当時は若かったために気になりませんでしたが、年配の観光客たちは動物たちに乗っていたように思います。（馬車含む）
なお、このペトラ遺跡。現在は中に入ったりできないようですが、当時はなんとなく中に入れたりしましたし、さらに20年くらい前までは馬に乗ったまま遺跡の内部まで入り込んで観光できたそうです。インディージョーンズのモノマネをしたという旅人に出会ったこともあります笑。
このペトラの最大の魅力は、壮厳なたたずまいでも、その力強さでもなく、建物や周囲の彩です。
とにかく岩とはこんなにきれいなんだな～と思わせるような色の鮮やかさ。全くこの写真たちじゃ伝わらなくてごめんなさい( ；∀；)
私は訪れたことがありませんが、アメリカ合衆国にあるアンテロープキャニオンもこんな感じなのかもしれません。あるいはもっときれいなのかもしれませんが、とにかく色が鮮やかで、その岩の色合いの上に神殿のような建物が立っていてとても幻想的です。
おそらくその時の天気などによっても見栄えが変わるかもしれませんが、思っていた以上に美しかったです。
ヨルダンといわれると、「ええ？！シリアの隣国でしょ？危ないんじゃないの？」と思われるかもしれません。当時のヨルダンは安全に感じましたが、それはあくまで気質の話であって、現在はシリアからの難民がたくさんいて状況は違うと思いますので、よく旅の体験談を読んだり、旅行会社にも相談するなどしてみてください。
ヨルダンに訪れた当時は、アメリカ合衆国大統領がジョージ・W・ブッシュ氏のころで、つまりイラク攻撃1か月前くらいだったということもあり、ヨルダンには本当に観光客が少なく、ゆったりと遺跡を見て周った記憶があります。
しかも「こういうときによく来てくれた！」という感じでみんなが接してくれており、ペトラも含めてヨルダンにはとても良い思い出しかありません。唯一、大変だったのはこのヨルダンで食べたイラク料理で大騒ぎしたことかなあ( ﾟДﾟ)
ペトラ遺跡は、その佇まいや彩から相当インパクトがありましたが、今は入場料も信じられないくらい高く、50ヨルダンディナール＝日本円で約8000円だそうです！！！
当時は約1500円・・・。（13ヨルダンディナール。）
おいおい・・・ｗ
まあ入場料のことは置いておいても、この後にお勧めするナミブ砂漠とともに、砂や岩の彩のうつくしさを感じることのできる素晴らしい場所です。
世界遺産にも選ばれたその美しさ、ぜひ。
日本からのアクセス：
日本からはまずヨルダンの首都アンマンを目指す。アンマンまでの直行便はなく、ドーハやドバイに乗り継ぎ行くのが一般的。
アンマンから車で所要 時間。アンマンからの日帰りで訪れることは可能だが、夏は非常に暑いらしく、季節によっては避けたほうが良い。
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