m3.com19回目の連載は、旅のことから少し外れますが、旅には必ず必要な「資金」の話です。
今まで、私がどのような旅を心掛けているかということや、旅の思想・経験などをお話してきましたが、私が旅をするのにどうしても必要だと考えて一つ始めたことがあります。それが「資産運用」です。今回は旅をきっかけに、投資に取り組んだことで広がった世界観についてお話をしていきたいと思います。
私は資産運用などをかなりやっていて、投資だけでも多くのことを語りたくなってしまうのですが笑、あくまでも旅人してこのブログ運用をしておりますので、旅資金を稼いだり、人生を豊かにするために資産運用しているとお考え下さい。今まで、私がどのような旅を心掛けているかということや、旅の思想・経験などをお話してきましたが、私が旅をするのにどうしても必要だと考えて一つ始めたことがあります。それが「資産運用」です。今回は旅をきっかけに、投資に取り組んだことで広がった世界観についてお話をしていきたいと思います。
私は資産運用などをかなりやっていて、投資だけでも多くのことを語りたくなってしまうのですが笑、あくまでも旅人してこのブログ運用をしておりますので、旅資金を稼いだり、人生を豊かにするために資産運用しているとお考え下さい。
ーーーーーーーーー
50歳で世界一周がしたいから投資をはじめた
以前、連載の中でお話ししましたが、私の夢は「50歳でもう一度世界を一周すること」です。旅仲間として出会った妻と、もう一度世界を一周し、できる限り多くのことを見て、触れ、世界を感じてみたい…。
これが私の人生の夢です。どうして50歳なのか、などのお話は、以前の記事「世界放浪医師が説く、人生設計とは」を見ていただけると幸いです。
50歳でその夢を実行するために必要なことについて、人生設計を立てて様々な計画をしているとお話しましたが、まだお伝えできていない大事なことがあります。それがお金の話です。
世界中を放浪するには、やはりお金は必要だろうとは思っていました。いくらか…ということよりも、お金はあって困るものではないので、これを機にちゃんと勉強しようと思ったのです。妻と結婚することになり、家庭を持つこともきっかけとなり、実際に投資の世界に入ることにしました。研修医になってすぐの頃の話です。
私は、父も開業医であり、そのおかげもあって何一つお金のことで困った記憶はありません。ただ、それと同時に、父はお金に対して厳格な人で、「一生懸命に働いてこそお金は得られるもの」という昔ながらの固定観念が強かったこともあり、資産運用だとか節税だとか、そんな話は一切聞いたことがありませんでした。
そういった背景もあり、「投資しよう!」と思ってはみたものの、最初はとても苦労した記憶があります。
根拠のない自信で投資信託を買ったら大損
投資には様々な方法があります。不動産・株式・FX・商品取引(金)などなど…。もともとお金は好きだったので、いろいろ調べてみた結果、株式投資や投資信託をやってみることにしました。
不動産も検討しましたが、家にはあまり興味がなく、まずは手っ取り早くできる株式・投資信託を始めました。
とはいえ最初は素人、今考えればヘタクソな投資しかしていませんでした…。よくわからないまま、旅人の経験から、「ブラジルは熱い! 人口も多いから!」といって高い投資信託を買って大損したり、意味のわからない根拠でとある会社の株を買って大損したり…ということもありました。
1~2年かけて試行錯誤した結果、その後はなんとか少しずつわずかなお金を増やしていくことができました。そうした矢先に、あの東日本大震災が起きたのです。医療現場の混乱もさることながら、日本全国が大混乱になったあの震災ですが、投資をやっているものにとっても悪夢のような日々でした…。
震災の大暴落を乗り越え、旅の資金を確保―人生が豊かに
しかしその大暴落を乗り越えると、その後始まったアベノミクスで元資産は順調に拡大し、想定よりも5~10年ほど、大幅に早いペースで資産が増えつづけています。投資の話をし始めるとそれだけで連載が始まってしまうので、それはまた別の機会に(笑)。
まだまだ投資家としての腕は未熟ですが、困難を乗り越えて自分がたくましくなっていく様は、仕事(医療)にも通じるものだなと痛感しています。身に付くまでに時間はかかっても、続けてがんばっていけば必ず自分にとってプラスになっていく…。それが実感できただけでも、投資をやってみてよかったなと心から思います。
特に医師は人様に比べれば基本給も高いことが多いですので、投資をしたりするにはとても恵まれた環境だと思います。ぜひその強みを利用したほうが良いかと思いますし、多くの医師に何らかの投資を行うことをおすすめしたいと思います。私の場合は株式投資が中心となりましたが、不動産などの別の方法でもそれは何ら問題ないと思います。
投資を始めたことによって、少し金銭的にも余裕ができ、日ごろの手取り給料を減らすことなく旅に行けるという喜びも手にすることができて満足しています。私の旅のスタイルは決して豪華である必要はありません。その国の文化を感じ取り、新しいことを学び、人生をより豊かにするのに、豪華さは必ずしも必要ないと思っているからです。
結果として私の人生の中で、旅・医療(医師という職業)・投資・家族というのが大きな4つの柱になりました。投資を始めたことによる効果はお金を増やすことだけではなく、人生そのものを豊かにすることにもつながったと、感慨深く思っています。
まとめ
個人投資家としての人生が私のライフスタイルの中に加わり、4つの柱で人生を進めていることは、自分の中に充実感をもたらしました。とはいえ、その投資を始めたのも、そもそもは旅がきっかけです。
私の人生において、家族と投資は旅から始まっていることから、やはり原点は旅なのだなあと痛感させられています。旅は人生を豊かにしてくれると本気で思う由縁です。旅がきっかけとなり、家族ができ、医者となった後で旅がしたいがために投資をはじめ、その4つが複雑に絡みあって今の自分ができてきたと感じています。
もし、ご興味のある方は投資家の一面としての私は主にtwitterで見せております。もしよろしければのぞいてみてください。ブログのテイストとは少し違うので別の人かと思うかもしれませんが、同じ人物です笑。
ポチしてね♪
にほんブログ村
[…] 前回の記事「旅のために投資を始めた医師の実感」では、「人生とは旅そのもの」と考えるまとめをお伝えするとともに、旅をするのに必要な「お金」について取り上げました。今回は旅にもう一つ必要なもの、「時間」をテーマとして取り上げたいと思います。旅のために長期間の休みを取ると、その後のキャリアはどうなるのか?ご自身やお子様の将来を不安視する先生は多いのではないでしょうか。 […]