マサイマラに到着し、いよいよサファリ(ゲーム)が始まります!
初ゲーム
「15時半にフロント前の駐車場に来てください!」とチェックイン時に言われたために、その通り向かいます。そこで本日到着したんだけど車どれなの~?みたいなことを、そこへらんにいた紙を持ったおじちゃんに尋ねると「Morijoiだ!おーい!あ、あいつだよ!」と案内されます。多分ですが、もし言葉がよくわからなくても、基本親切なので、よくわからずうろうろしているとだれか親切に声かけてきてくれるような気がします。とはいえ私たちが宿泊している間に、英語を全然話せない団体・個人はいませんでした。
最終日にしかちゃんとした写真撮らなかったのですが、彼がドライバー兼ガイドのmorijoiさん。「日本人にはモリ-ジョイって言って覚えてもらうよ!」といっていましたw
彼と話していると、4日間案内してくれると!そしてなんと貸し切り!やったね~!ホテルや環境によっては他のお客さんと混載になるようですが、少なくとも我々が宿泊中、このmain governors campではすべての宿泊客がグループだけで車を貸し切っていました。つまり2人のカップルでも1台、家族でも1台、団体では分かれて3台、みたいな。混載と聞いていたのでとっても気が楽に。子連れだしね私らは。ちなみにヨーロッパからも、アメリカからも、子連れの旅行者たちは比較的よく見かけます。うちの息子(5歳)よりも小さな子もいましたね。
ケニアは初めてだとか、南アフリカでサファリはしたことある、子供たちが自己紹介(うちの子たちは名前を聞かれたり年齢を聞かれればすぐに答えられるくらいしかわかりません)などして、しゅっぱーつ!どんな動物が見たいか、プランはあるのかなど、移動しながら聞きます。
なお、サファリではドライブして動物たちをみることをゲームと呼びます。もともとはゲームは狩猟の意味ですが、今は狩猟することなくなり観察目的に動物を探すようになったので、そのままゲームという言葉は動物たちを探すことの意味になったです。なので、現地では「ドライブ」「ゲーム」という言葉が使われます。
子供たちに日本でサファリは忍耐が必要と教育したのに・・・
ちょっとここで、時間をさかのぼり、ケニアに来る前の私と子供たちの会話をご紹介します。
以前の経験から、動物園のように、「ここにキリンいるぜえ」みたいなことはなく、自分たちで探すこと・探すのは簡単ではないこと・出会いたくても出会えない動物がいることを事前に説明してからマサイマラへは向かうこととしていました。
私(パパ)『前に南アフリカでサファリしたんだけど、低い木が生い茂っているところにライオンとかゾウとかいたんだよ。ゾウはたくさんいたし、シマウマもたくさんいたけど、すごく近くまで来たら突然動物が出てくる!みたいな感じだったなあ』
息子『いきなり出てくるんだ!へえすごいなあ~』
私『まあでも、ケニアは大草原で見晴らしもよいみたいだから、もっとたくさん見つかるかもしれないけどね。それでもライオンとか見つけるの大変なんだよ~ゾウもたくさんは見れないかもね~バッファローはパパ南アフリカでは1回しか見れなかったよ~』
娘『ふーん見つけるのって簡単じゃないんだね・・・。ライオン会えるかな~(*’ω’*)』
私『探すガイド(ドライバー)さんの腕にかかってるって言われてるんだよ!草食動物の宝庫とマサイマラは言われているけどそんなに見れないんじゃないかなあ~もちろんライオンとか、たくさんのシマウマとか見れたらいいけど、我慢して待たないと、ヌーが川渡るのとかは見れないんだよ!待ってられる?』
子供たち『我慢するー!がんばるー!』
子供を連れていくということは、大人に比べて格段に我慢ができないということです。あらかじめ、少しでも頭の中に記憶させておかないと、まだあ~ライオンはぁ??みたいなとてもうざい状況になりかねません・・・。なのであらかじめ忍耐が必要であることを伝えておいたのです。
とはいえマサイマラ国立公園に到着し、すぐにゾウを見つけられるなど、大草原のマサイマラを目の当たりにして、「思ったよりもライオンとか会えるかもね!」と子供たちとテンションが上がっていました。
そして、その会話を心にとめて、いざゲームスタートです!!!!
開始10分でゾウ100頭くらい、バッファロー300頭くらい、見渡す限りの大草原が目に飛び込んできました。いやいや予想外。
子供たち『パパぁ~動物むっちゃいるね!!!!パパの話と違ってよかった~!』
すみません、パパ大ウソつきでした。
カバを食べるハイエナもいたり・・・ってかハイエナってかわいいよね。
見えにくいですが、食後に寝ているヒョウを見つけたり(マサイマラではヒョウはあまり見れません)
毛づくろいしている猿
動物園でも見れる、水遊びするゾウをたんまり見れたり。
ここまでだいたい1時間ちょっとかな。
いやいやいや。
俺の知ってるサファリと全然格が違ってすごすぎなんですけど
マサイマラのサファリってこんなにすごいの?
まだ着いて初日、ホテルからなんてたかだか数㎞しか離れていません。ずっと目でホテルがどのあたりか確認できる程度の距離ですので。にしてもこんなに大型動物やらなにやらたくさん見れるなんて本当に驚きでした。南アフリカでサファリしたときは、まず動物たちに出会いはじめるまでに時間はかかり、1回のゲームでゾウ見てバッファローみてサイ見てなんてことはまずありませんでした。ライオンとゾウもいましたが、1日のゲームの中で何回か会えるという程度。バッファローに至っては本当に1回、20頭ほどの群れをみただけです。なのでいきなりの展開に私は良い意味で混乱していました。
唯一、ゾウの数はもしかしたらボツワナの方が凄かったかもしれません。でも、やっぱり見晴らしが良いだけあって、動物が見やすい。
私『すっげえ・・・本当に動物の宝庫だな・・・』
嫁『いや~ゾウってこんなに簡単に見れるんだね~?』
私『いや、正直すごいけど、何がすごいって見晴らしかな・・・。圧巻だわ・・・。』
嫁『景色すごいよね~・・・でも日差しが強い・・・。暑い・・・。』
景色がきれいといいながらも、確かに妻の言う通りとても暑い。気温は多分25度程度なんでしょうが、日差しが強く、真夏日みたいな感じ。そうすると嫌な予感がします。
子供たち『暑い~もうゾウいいからライオンは~?』
でた子供たちの奥義 「モウアキタ」
こんなすばらしい景色だというのにこいつらは・・・。
そんなときにガイドからどうした?と聞かれたので、「子供たちが暑くて疲れたらしく早くライオンみたいと言っている、でもライオンなんて簡単に見れないよね?HAHAHA」と話すと
「Ah? Lion?You can see many lions everyday. Hakuna matata! I show you many beautiful Masai-Mara animals step by step! Pole pole!」
(何言ってんだお前?ライオンなんて毎日会わせてやるよ。徐々にすげえ動物を見せてやるからのんびりいこうぜ!あせるな!)
との返事。
・・・。
いや、そんな自信満々で言われてもみれなかったらどうするんやねん。
娘「パパ~ガイドさんなんて?」
パパ「うーんライオン見れるといいね~って」
と適当に返していると、何か空気を察したのかmorijoiは
「Yeah, You can see many lions everyday!I promise! Leave everything to me! OK, I show you now.」
(だから毎日見れるって!まかせとけ!なんなら今からみせてやるよ!)
といってくる始末。
なんだこのドライバーはずれか??
適当なこと言いおって。そういって見れなかったらマジどうするんじゃ!!!!
と内心戸惑っておりました。
私はまだこのとき、マサイマラのすごさに半分くらいしか気づいておらず、南アフリカでサファリした時の記憶がまだまだ優位に残っていたのです。
10分後。
え・・・いた
寝てるけど、確かにライオン・・・。マジか。くっそかわいいしwww
ガイド「この時間、ライオンたちにとってはとても暑いので寝ている時間。明日の朝、起きたり狩りに行ったりする様子が見れるからそっちの方が楽しいと思うよ。しかも今はどこか別のところにいるのか、グループにしてはかなり数が少ないよ」と・・・。
ガイドの言っていることは本当だったうえに、南アフリカでサファリしたときにはライオンは3回くらい、しかも全部で10頭も見ていない。のにいきなり初日から寝ているとはいえライオン発見。そういや、南アフリカで寝ているライオンみたことないわ。
いやマジでマサイマラ最強じゃん
ごめんよガイドさん・・・。
お目当てのライオンだったが子供たちは・・・
というわけで私はドライバーやマサイマラに心の中で謝りつつ、想像以上のすばらしさに明日以降も期待できる、これはすごいとかなり感激しておりました。しかし・・・子供たちは・・・。
娘「ライオンだあ~かわいい♡でも・・・暑い( ;∀;)」
息子「えーライオンも寝てるし・・・動かないね・・・。暑い・・・。」
子供たちにとってはライオンを見ることはうれしかったようでしたが、それよりも暑くてぐったりしている・・・。写真を撮っても疲れ顔。確かに・・・今は暑い・・・。とはいえ、ここまで盛り上がらんのかこの子たちは・・・。
ガイド「はははさすがに疲れているかなベイビー(childrenの意味でbaby言ってくる)たちは。さあ今日はこれでかえって、明日はどうしたいか?」
と会話しつつ、3時間に及ぶ初めてのサファリが終了しました。15時半ごろに出てだいたい18時半ごろに帰ってくる感じでした。時差ぼけ・疲労が残る子供たちは割とぐったり。
私「思ったより、楽しくなさそうだね・・・」
妻「そう?疲れているだけだと思うし、予想通りじゃない?」
私「えーなんか残念・・・。もっと喜んでくれると思ったのに( ;∀;)」
妻「多分、動物に躍動感がないとつまらないんだよ。まだでかい動物園に来たと思ってるんじゃない?」
うーん確かに・・・。まあ寝ているライオンより、吠えてたりするライオンに会いたいよね。
イボイノシシもそういや寝てたけど、暑くて寝てるんだよねあれも。
というわけで改めて明日はどうしたいかガイドと相談することに。この暑さを考えると、子供たちの体力的には厳しいことと、ヌーの川渡りが見れるなら見たいこと、あとはライオンなどの肉食獣の狩りを見たいと要望しました。そうすると
「夕方は確かに暑いから、朝ごはんをもってロングドライブ(6時半にホテルを出て、12時ごろに戻るイメージといわれました)にして、ヌーの川渡りを見に行くのはどうです?午前中の方が動物たちは活発で、夕方の方が暑くて動物たちも大人しいことが多い。とはいえ、ロングドライブ自体も疲れるから、どうします?ヌーの大群を見るだけがいいのか、川渡るのをみたいのかによっても大きく違うけど、子供たちに体力が残っていなければ川渡りは難しいかもしれないぞ」
というような提案が。質問もしながらイメージをつかんでいき、最終的にどうしたいかと聞かれたので
「がんばってロングドライブして、ヌーの川渡りをみたい!場合によっては夕方のゲームドライブはやらなくてもいい!」
と要望し、明日の予定を決めました。朝ごはんを持っていくための手配はドライバーがやってくれるとか。かなーり融通利くのね。1日3回のゲームが基本と日本では言われましたが、完璧に自由でした。おそらく欧米人たちは自分たちでこういう要求してるからなんでしょうが、我々もかなーり自由にやらせてもらいました。感謝。
というわけでチップを渡し(チップは最後の日にまとめてでいいよ~といわれたけど、明日から頼むぜ(*’ω’*)の意味で多めに渡しました)、今日のドライブは終了。
明日に備え早く寝る~レストランは期待薄~
疲れた子供たちはあんまり夕食も摂らずに、ベッドに入りました。時差もあるので、マサイマラの20時が日本では夜中2時とかなためか眠そうなのもあります。
残念ながらあまりおいしくないのもあったんだけど・・・。
子供たち用にスパゲティとかを夕食に用意してもらうようにお昼に頼んだんですが、それすらあまりおいしくなかった・・・。
そういえば夕飯は20時からといわれますが、19時半ごろに早めたりしてもらうことは可能です。うちは「基本19時半が良い」といったら快く引き受けてくれました。
というわけであまりガバナーズの食事は期待しないでください。特にスパゲティはまずい・・・。ホテルの記事書くときにまとめますが、このホテル朝ごはんが一番惜しかったですwww
それとお昼や朝ごはんのときに、「お子さん用に何か別のメニュー用意しましょうか?」とおそらくウエイターが聞いてきてくれると思います。おすすめはチキンナゲットで、それ以外は基本おいしくなかったです・・・w
食事終わった子供たちがテンションを上げたことといえば、テントに戻るまでのこの道。
暗くて写真もぶれていて申し訳ありませんが、夜中はカバやゾウなどがホテルの敷地内に入ってきてしまうため、すべての宿泊客はテントとフロント・レストランの往復を日没後する場合、必ずガードマンを付けるように指示されます。ガードマンはたくさんいるので、誰か知らに声をかければOK。また夕飯の時間には、予約した時間に応じて、テントの近くまでガードマンが来てくれていることがほとんどです。ほんとしっかりしてたこのシステム。すばらしい。ガードマンもかなり気さく。そういやこのガードマンには一切チップ渡してなかった私・・・。
夜中、カバの鳴き声が半端じゃないですが、そんな中星満点の夜のホテルを歩く・・・。疲れたはずの子供たちもおおはしゃぎ。
とはいえ疲労困憊のわが家は、朝までぐっすり休みました。
私としては初日にこれだけ動物が見れたり、マサイマラの大草原を見せてもらったのでとても感動し、明日以降に期待したくなったのですが、それ以上に子供たちのテンションの低さに驚き、明日以降大丈夫かととても心配していたのです。
さて、明日はヌーの川渡り見れて、子供たちも楽しんでくれるでしょうか?!
つづく。
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