疲労困憊のマサイマラ初日、旅行2日目の夜はあっという間に皆寝た気がします。疲労もある程度回復し、今日はどんな動物が見れるかな!?ヌーの川渡りはいけるか!?
モーニングコールで紅茶・ココアを持ってきてくれる
朝5時半~6時ごろ。Main Governor’s Camp、Masai Maraでは、モーニングコールとして紅茶とクッキー、希望者にはココアのサービスをしてくれます。あらかじめ前日のディナーの時に、朝のコールは何時がいいか?と聞いてきます。ココアと紅茶の数を言って、時間を言えばOK。何せテント・コテージの数は多くて時間がブッキングしてしまうため時間は多少前後しますが、「申し訳ない、時間正確に来れないときもあるから・・・」とちゃんと説明してきます。実際、マサイマラでの2日目だけ少し遅く来ましたが、それ以外は時間通りでした。
クッキー付きの紅茶たちの写真撮ったんですが真っ黒(暗くて)だったので載せません・・・。すみません。まあイギリスのティータイムみたいな感じです。
朝6時半に出発のため、暗くて写真が全然うまく取れてません。すみません・・・。ちょうど日の出くらい。朝ごはんはすでにドライバーさんが手配して車に積んでいてくれました!ちなみに「picnic breakfast!」といえば通じます。
朝はかなり冷えます。10℃ないくらいの上に、車で疾走するので毛布もかぶって出発します。南アフリカでこの寒さを経験済みだったために、妻には「薄いダウンくらい持っていっていいよ」と伝えておきましたが、これが大正解でした。妻は「パパのいうこと聞いておいてよかった~このダウンマジ役に立った」と帰国してからも言っていました。それくらい寒いです。なので10℃に騙されず、真冬とは言いませんが、東京の10月の夜くらいの寒さである覚悟はしていただいたほうがいいと思います。体感的にですが・・・。
出発して15分ほどできれいな日の出。素晴らしい。と・・・そこに・・・。
朝のライオンは活発!
むっちゃ起きてる!!!むっちゃいるし!!!
かわいい・・・めっちゃ遊んでる・・・。全部で10匹くらいいたかな・・・。
1枚目の写真は5歳の息子が撮りました笑。
太陽にむかうライオン。ばえる。
パパライオンはどこじゃ?と思いましたが、ガイドさん曰く「オスはどっかにいて、ご飯の時だけいるよ~楽なもんだよははは。」といっていました。ライオンのオスはぐーだらといいますが、その通り・・・。
ちなみにこの写真では撮りきれていないんですが、なんか子供同士でも遊んだりしていてかなり楽しそうでした。かわいい・・・。かわいいもの好きの長女は目がハートになっておりました♡
昨日の夕方は暑いだのなんだの文句の言っていた子供たちも、朝は寒いくらいの涼しさに加え、ライオンが活発だったこともあって一気にテンションが上がり興奮しておりました。私の心配は杞憂に終わったようで良かったです・・・。
途中でダチョウに遭ったり、
アフリカ動物の代名詞シマウマにも遭遇。数千匹は余裕でいる。
トピに
インパラ(多分・・・ガゼルかも??)
なども見れました。しかし何と言っても一番驚きはその数。見渡す限り動物と草です。特に
ヌー。
この数。半端じゃない。車をよけているだけで、写真を撮ってるこの向きの反対側、つまり後ろ側にも同じような光景がひろがっているんです。それが5分間とかじゃなくて、車を走らせていてもずーっとヌーはそこらじゅうでみかけます。
途中であまりにも多いので、
私「こ、これ今目の前にいるやつだけで何匹くらいいるんだろう?」
ガイド「だいたい目で見える範囲で8000~12000匹くらいだと思う。」
い、10000匹!?( ゚Д゚)
マジか・・・。ヌーの数の多さはシマウマやインパラ・ガゼルなどと比べても圧倒的でした。ちなみにヌーの生息数は100万匹は軽く超えるらしい。すご。これが川を渡るんかい・・・。1日で何万匹みたんじゃろうかヌーを。そんなくらいいっぱいいました。
ヌーって「ぬぅ~」って鳴き声だったことも初めて知りました。鳴き声がぬーだからヌーって名付けられたらしい。マサイマラに行くと「ヌー」っていうと通じますが、英語名は「wildbeast」といいます。外人と話している時は、ヌーじゃ通じません。ドライバーやガイドたちはヌーで理解してくれます。
それと、いわゆる日本でいう「ヌーの大移動」は英語では「wildbeast migration」といいます。ただ、川を渡ることではなく、単なる大移動のことだけを指すので、有名な川渡りは単純に「river crossing」といったりして表現します。微妙に人によって解釈が違ったり、話の流れの中でニュアンスが違ったりすることがありますのでよくわからなかったら、何度か聞いて確認したほうが良いと思われます。
ヌーの大移動については、英語を解する方はぜひこのサイトみてみてください。マサイマラからセレンゲティ国立公園に生息するヌーの1年の様子が細かく解説されています。おすすめ。
ヌーの川渡りは見えない可能性高い
前日にガイドさんが言っていたように、ヌーの川渡りを見るためにはかなり遠い場所まで行かなくてはいけないと言われました。マサイマラにいて思ったことは、ここがどこなんだかようわからん・・・ってこと。私、とっても方向音痴な上に、景色がずっと似ているため、よくわかりませんでした。ただ、今になって振り返れば、おそらくこんな変を走ってたのかな~とか、この辺だったのかなあ~という感じ。多分青いところを目指していたと思うんです。
上の地図で言うと、赤で囲ったところがホテルでそこを出発した後黒いやじるしのようなイメージでぐるっとまわって、青で囲ったマラ川のあたりまで移動したと・・・思われます( ;∀;)全然違ったらどうしよう・・・wもう少し西かもしれない・・・。
まあ、ガイドがどうにかしてくれます!!笑
というわけで、結構時間がかかります。1~2時間くらいはひたすら走っている感じ。子供たちと酔いやすい妻は「パパなんか見つけたら教えて~」という言葉とともに一眠りしていた・・・というような感じでした。しかもかなり悪路(何度か小さな川を渡ったりします)を進むときもあるので、ジェットコースターのようですwどんな悪路でも進んでいくトヨタのランドクルーザーおそるべし。大人はうへーって感じですが、子供たちは
「ハハハハハ!スターツアーズみたい!!!」
と喜んでおりました・・・w
そうして・・・ついに9時ごろだったかな・・・ついにヌーの川渡りポイントに到着しました!ホテルを出て実に2時間以上経過しています!
おおおおおおお!渡ろうとしているのぉぉ!?早速見えるのか!?
あ、わたらないのね( 一一)・・・。
ガイド「いや~あんな簡単には渡らないよ。一昨日は渡ったけど、昨日は渡っていない。それにまだヌーが集まってない。ここでは今日は渡らないと思う。なんか集まりが微妙だ。ともかくヌーの川渡りは、毎日することもあれば、何日もしないこともある。それくらい彼らは神経質なんだよ。」
( ゚Д゚)マジ?
うーん・・・。とりあえず・・・。この辺来て30分くらいしかたってないけど・・・。
家族全員「おなかすいた・・・」
ガイド「じゃあ食事にしましょう!」
ということで朝ごはんに!と言い出すと、車を走らせました。あれ?車内で食べるんじゃないの?
ガイド「あっちの方に行きます」
どんなところで食べるんだろ~まさか外で食べたりしないよね~だってライオンに食べられたくないもん。でもこんなところのどこかに食べるスポットみたいのあるんだろうか・・・。
え・・・?
えこんなところでおりていいの?
そこらへんにいますけど・・・ヌー。そこらじゅうにうんこだらけ。
私「この辺ライオンとか来ないの?」
ガイドMorijoi「あーいるよ~HAKUNA MATATA!」 (心配ないさ~!)
マジか( ゚Д゚)
でも平気らしい。よくわからん。
というわけで、アフリカの大地で優雅な朝食いただきました~!!!
車のボンネットがテーブルに変身。朝食弁当が登場!サンドウィッチ・パン・マフィン・パンケーキなどかなり豊富に持ってきてくれていてとても驚き!!!
もちろんフルーツや牛乳もコーヒーも紅茶も持ってきてくれてました!
子供たちは非日常の食事に大喜び!
何故かですが、昨日の夕飯おいしくなかったのに朝食弁当はかなり豪華でおいしかった!朝食は弁当に決まり!?
ヌーはまだ川渡らず
というわけで、朝食を堪能した私どもですが・・・。ヌーに動きなし・・・。だいたいここで10時前くらい。
どうやら違うところでもしかしたら渡るかもしれないとのことで、ちょっと移動。
おおお岸にたくさんあつまっているぞ!!!
後ろをみてもこんなにいっぱい!!!
ま、まさか・・・
見れちゃう!?
と思ったのですが・・・。
ガイド「ダメだ、まだ相当警戒している。多分まだ渡らないな。よく見ると、川岸から離れようとしているヌーがまだまだ多い。まだ集まってこないとリーダーも渡らないと思う。」
とかなんとか言っております。うううう・・・。しかもよく見ると何十台も車が・・・。ずいぶん近くにいるやつもいるけど。
ガイド「いい場所を取っているグループはかなり早い時間からここに待機しているから、今からあそこまで近づくと逆にヌーが警戒するんだ。だから僕らはこれ以上近づけない。あとはこれを見に来るためだけに来る人たちもいるから。その人たちは本当に1週間この川にしか来ない観光客もいるんだよ笑」
と。話を聞いたところによると、なんと早いグループはぼくらが着いた3時間くらい前からいるらしい・・・。
ガイド「それでも見れないことも多いですよ。昨日は渡っていないわけだし。どうしますか?」
私「わたってくれそうな気とかする?」
ガイド「うーん・・・こればっかりは・・・。でもさっきからワニの姿も見ないから迷ってるかもなあ・・・。」
とまあなんとも微妙な答え。このガイドさん昨日からの話の雰囲気で腕は信頼できそうですし、無理なことは無理とちゃんと言ってくれるひとだったので、絶対にありえないという感じではないようにも思っていました。知らんけど。とも思いつつも、やはり簡単にはみれないのか・・・。というなんともいえない気持ちに。
なんだかんだでこの辺に到着して2時間近く。となると気になるのはもちろん子供たちの体力・興味です。なぜかってもう11時過ぎなので暑くなってきたのです。ガイドさんは子供たちのことを気にしてくれてどうするか?と。子供たちはまだ疲れも残っているのかだんだん口数減ってきています・・・。
私「さて・・・。そうなるとどうしようか・・・。」
妻「ママはみたいけど、2人(子供たち)ががんばれないというなら戻ってライオンさんとかチーターとか探してもらってもいいよ?」
息子「うーん・・・。暑くなってきたけど・・・。」
娘「でも見てみたいよ・・・。暑いけどがんばろうかな・・・。」
息子「じゃあ・・・せっかくだしもうちょっと待ってみよう!遠いところまで来たし!」
私「わかった、もう少し頑張るね?じゃあみんなでもう少しがんばってみよう。寝ててもいいよ。」
というわけで、子供たちの言葉を信じて、もうしばらく待つこととしました。ガイドのmorijoiさんにも待とう!と伝え、子供たちにも騒ぐくらいなら帰ると話をして、待ちます。とほかの車には、ランチまで積んでここまで来ている方もいたようですが、我々はそこまでの体力はないですし、待ってあと2時間ってところでしょうか・・・。
うーん見れんのかな・・・。パパも暑くなってきたよ・・・。
しかし。
この子供たちの判断が奇跡を起こす。
つづく。
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