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マサイマラにサファリに行ってきました⑤3日目後編 そしてヌーが渡った!!!

投稿日:2019-08-13 更新日:

前回の続き。ヌーの川渡りを見に来たもののなかなか見ることはできません。子供たちに尋ねると、飽きてきたり暑くて体力的にはきつくなり始めているものの、「がんばってみる!」という子供たちの決意を感じとり待つことにしました。果たして貴重なヌーの川渡りはみることができるのでしょうか・・・。

 

マサイマラにサファリに行ってきました④3日目前編 ヌーの川渡り

 




 

突然その時は訪れた

子供たちが待つという判断をし、我々大人2人も見れるといいなあ~と思っていました。そうしていると・・・。ヌーも飽きてきたころ。30分くらいかな。あんまり動きがないように思えて待機していたとき。

 

ガイド「×××!!!」

 

と子供たちに向かって突然言い出しました。子供たちは暑くて影になるような車内に座っていて、私と妻はまだかな~と思いつつ、立って車のルーフに座って写真を撮ったり景色を眺めていたりしていたんです。(マサイマラではルーフから頭を出したり、ルーフに座ったりして撮影している方多いです。走行中はあぶないですが。)

何を言っているのか聞こえませんでしたが、ガイドさんは何度も子供たち、そしてどうやら私たちにも何かを言っています。でもヌーたちは・・・。別に川渡ってないけどなあ・・・。と思って、双眼鏡でヌーたちを眺めていたんです。すると、

 

息子「パパ!座ってだって!!」

 

と言ってきました。(。´・ω・)ん?

 

ママ「なに?というか言ってることわかったの??」

息子・娘「Sit down!!だって!!」

パパ「(。´・ω・)ん?? sit down?」

ガイド「Yes!Have a seat.

 

と言われました。ん?なんで?

 

ガイド「多分もう少しで動く。と思う笑。ヌーが1頭渡りはじめたら、この周りにいる車たちも含めて一斉に動き出しますんで、危ないから座っててください。」

 

 

なにぃ( ゚Д゚)!?

ってかわかるのかよお前!?

 

私「マジ?わかるの?経験的に?」

ガイド「いや、なんとなく。でも渡らないかも。」

 

どういうことやねん!

 

といってもガイドさんは、本当にヌーの川渡りの直前の様子をみて、渡りそうか渡らなそうか見極められるわけではないようで、何か様子がおかしいということに気づいたのだと思います。彼らガイドの異変の感じ方は尋ねるととても面白いです。視点がそこかいな!ってことが結構ありました。実際周りの車の客たちも結構座り始めました。

 

ま、まさか・・・これは!!!!

見れるのか!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

・・・

 

シーン・・・

 

 

3分後・・・

 

 

( ^ω^)・・・

 

 

双眼鏡でのぞいても・・・カメラの望遠で見ても・・・

 

 

変化ないよ・・・。5分くらいかなあ様子は変わらず。行くのか行かないのか考え中みたいな様子がずっと見れましたw

 

ちなみに待機場所から川渡りのポイントまでは200~300mくらいあるので、肉眼だと結構見えにくいんです。ヌーの警戒を解くためには、何時間も静かに近くで待機しない限り、これくらい離れてないとだめらしい。実際川岸のヌーの近くにいる車は数台で、我々の近くあるいはもっと離れたところにいる車が数十台という感じでした。

 

息子「わたるかな~!?渡れ~!!」

娘「っていうか見えないよ~双眼鏡見ても渡ってるようには見えないし」

私「うーん見えないねえ・・・」

 

ん?あれ?

 

 

 

砂ぼこりが・・・?

写真を撮っているとこころなしか砂煙が増えたような気が・・・あれもしかして・・・と思っているとその瞬間。

 

BRRRRRRRRRRRRRRR

BRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

ブルルルウルルン

 

は?エンジン音?

なに?うちの車だけじゃないぞそこらじゅうの車だ!

 

 

ぶぉぉぉおおおおおおおおお

 

 

だあああああ

 

何だこのスピードと砂埃はあああああ

 

 

 

 

一瞬しか動画も撮れなかった・・・伝わりますかね・・・w

なんにせよ、100㎞くらい出してんじゃないかと思うくらいの高速移動。完全に周りは砂だらけでエンジン音のみ・・・恐ろしい世界www

 

うわ~ヌー見えねえじゃないかあーと思って20秒くらいすると砂埃が晴れてきて・・・

 

 

おおおおおお渡っているぞおおおおお!!

 

 

 

み、見れたあああああああ!!!!

 

少し遠くに感じられるかもしれませんが、これ以上近くにいる車はもう朝から待機していた車で、実は我々の後ろにはもう数十台車いますwww

とにかくみんなこれ目当てに来ているので、車もたくさん。

この距離でもとんでもない迫力です。

みんな「ぬぅ~ぬぅ~」ととても大きな鳴き声を出しながら、必死に川を渡っています。なんというか生命の力強さをひしひしと感じましたし、TVなどで見たことのあったヌーの川渡りを間近で見て、その本物のすごさに心から圧倒されました。

 

 

写真では伝わりませんが、バシャバシャの音も聞こえますし、ヌーが駆け抜ける足音もすごい音で聞こえます。大地が震えるような感じも。

渡り終わったヌーたちって必死に川から離れようとしているんですよね。初めて知りました。駆け上がってます。結構転んでました。それでも立ち上がる・・・。

ちなみにワニはやはりガイドの言う通りで私たちの見える範囲では見えず、ヌーが食べられている姿は見えませんでした。

にしても尋常じゃない数。全力で生きようとしている個体がこんなにたくさんいるんです。マジ感動。

すごいのはその感動が、子供たちにも伝わるということ。子供たちも圧倒されていました。

 

 

渡り終わったヌーがかなり増えてきましたが

 

 

まだまだわたってないヌーもたくさん・・・。どんだけいるんじゃこれ・・・。

 

いや~これは大迫力マジで。すごすぎ。

 

 

そこへ

 

ガイド「Lion is coming!」

 

と・・・。

 

え?!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

 

 

ほ、ほんとだ!!!!

 

ヌーねらっているのかああああ!?

 

 

ん?でもヌーには近づいていかないぞ・・・?

 

ガイド「多分捕まえられないと判断したかもしれない。弱っているのかもしれない。」

 

とのこと・・・。

 

うーむライオンの狩りも見れるかと思ったがそれは無理な話か。

 

 

わずか10分くらいで川渡りは終了

そうこうしていると、なにやらヌーの川渡りが断続的になってきました。よく見てみると、我々の後方にいた車の一部がより近くに行こうとヌーに近づきすぎた様子。

 

ガイド「あーいう風に近づきすぎると、ヌーが川渡りしなくなっちゃうんだ!なにやってんだあいつら・・・(# ゚Д゚)」

 

とお怒り。いやー確かに近づきすぎだろあれは・・・と思っていると

 

終わっちゃいました川渡り!!渡らなくなっちゃったんです。

はい、今日の教訓。

 

近づき過ぎちゃダメ、絶対!(# ゚Д゚)

 

結局ヌーが川を渡り始めてから、時計を確認したら10分~15分くらいのようでした。結構あっと言う間だったのね・・・。見ているとその景色に圧倒されて時間の経過は忘れてしまいました。写真の撮影時間を確認して知った感じです。

 

にしてもすごかった。本当にすごいヌーの川渡り見るためだけにケニア・タンザニアに来る方は、ワニに食べられたりハイエナに狙われるヌーたちも見たいと思っていらっしゃると思いますが、そんなシーンなくても圧倒されました。すごいなこの川渡り。これが世界中で有名になる理由はわかる気がしました。これだけのために、

 

あ、またいつかもう一度サファリしにこよう

 

と直感で感じました。

 

長年旅をしていると、その国に訪れた際に、「この国はまた来ることになりそうだな」とか「あえてここには来ないだろうな」と思う瞬間って感じることがあるんです。マサイマラではヌーの川渡り見たときに、10年後にもまた見たい景色だな~って思ったんです。それくらいもちろんヌーだけじゃなくて、大草原に住む大量の命たちを見にまた来たいと思っていましたが、また来よう~この国は、と固く誓いました。それくらい感動。いや~久々この感動。

 

そして何より、

 

娘「ヌーの川渡るの見てみたい。がんばって待つ!」

息子「せっかくだしもうちょっと待ってみよう!せっかくケニアまで来たし!」

 

 

という判断をした子供たちブラボー!詳しくは前編をご覧ください

 

ガイドさんにも「午前中だけで見れて本当に良かったよ~僕も驚いたけどね~ヌーって本当にすごいだろ!」

と大満足している我々をみてご満悦(*’ω’*)

 

興奮冷めやらぬ我々家族は、とりあえず今日はもうこれ以上のものは見れないだろうし、すでに12時であったこともあり、とりあえずホテルに帰ってもらうこと。そして・・・

 

 

ヌーの川渡り見た車両の大渋滞

 

これはよくあることらしいです笑。

ちなみに、この帰りの途中に個人的には結構感動した光景に出会いました。

 

車に並走する全力疾走のヌー

 

とても子供が喜んでいる声が聞こえると思うのですが、うちの息子の声ですw大興奮してましたw

車よりも早く疾走するヌー。私たちを置いていって、別に我々から逃げているわけでなく走っていました。もっと近くにも全力疾走してたんですが・・・うまく動画撮れなかった( ;∀;)

 

やっぱり全速力で走っている動物はカッコいいです!ウマに乗って全力疾走した経験がありますが、めっちゃ早くて感動したことがあります。まあヌーには乗れないけど、この大草原でその走っているすごさといったら・・・。美しい。

 

ごめん、まだ俺ケニアにいるけどまたここくるよ。約束する。

 

 

 

まあ子供たちの大好きなゾウさんなども見ましたが、とりあえずホテルに帰りました。結構かかったかな・・・1時間は川渡り見たところから時間かかった気がします。直行で帰ってもそれくらい遠いらしいです。ヌーだけ見に来る方は、その川周辺のテントやロッジ・ホテルに泊まっているみたいですね。そんなことは知らずに来たのに見れてマジでラッキー。

 

いやー感動した。しかし感動した。久しぶりだわこの感覚。やっぱり旅っていいなあ~!

 

 

みなさん、ヌーの大移動マジで見に来てください、すごいから

 

 

ダラダラとした午後を過ごす

ホテルに戻った後、ガイドのmorijoiさんと、ヌーの川渡りを見れたことにより、大満足だったこともあり今日の夕方のゲームはなしにしてゆっくりのんびりしたいと伝え、明日はまたpicnic breakfastにして遠出したいと相談。もちろん快く受けてくれて、

「マサイ族の村は行く?経験としては子供たちにとってもとてもいいと思いますよ!」

という至極まっとうなご意見もいただき、妻や子供たちと相談した結果、

 

【明日のスケジュール】

・雄ライオンを見に行きたい

・できれば肉食獣のハンティングの現場が見たい

・マサイ族の村に連れて行ってもらう

 

というスケジュールで行くこととし、今日はお別れ~また明日~!

今日はヌーの川渡りを見せてくれたので大満足。アサンテ サナ!(thank you very much)

 

 

んでランチ。

イボイノシシと戯れ、子供たちと一緒にランチの後はどんな動物を見たかの大議論会と、ヌーの川渡りの話で大盛り上がり(*’ω’*)

写真?1枚も日中撮ってませんでした笑

 

ちょっとみんなで昼寝した記憶もあります・・・。まあ疲れたしね。

 

 

そして夕食。やっぱり決しておいしいわけではない。「ママのご飯食べたい」とか子供たちは言い出す始末w

 

また夕食中にカバが出たけど、

娘「あ!カバだ!」

くらいで終わり・・・wヌーの川渡りの方が凄すぎてカバのありがたみが薄れている・・・w

 

 

ヌー凄すぎたマジで涙でた

マサイマラの2日目は「暑い~」「ライオンまだ~」みたいな文句ばかり言っていた子供たちも大満足・大興奮で、アフリカに連れてきてよかった~と心から思えるすごい日でした。そして、南アフリカで体験したサファリとはもう段違いで格が違うこともわかって驚く1日でもありました。

 

ヌーやシマウマが何千・何万といるその姿だけでもすごいのですが、それがとてつもない躍動感をもって生きようとしてる姿は本当に感動です。

ここまで感動したもの見て、明日とか俺大丈夫なのか?と思ってしまいましたwとはいえ、次の日も素晴らしい日だったのですが・・・。

ガイドさんが言っていた言葉で印象的だった会話。

 

「Masai mara is different everyday. Many animals, many colours… everthing is changing everyday.」

(マサイマラに同じ日はない。毎日違う動物がいて、違う色をしていて、変化していってる。)

 

まさにそんな印象を次の日にも目の当たりにします。

 

 

というわけで、翌日また6時にココアと紅茶を持ってきてもらうように頼み就寝。アフリカ旅行3日目が終わりました。まだ三日しかたってなかったのか・・・w

 

 

つづく。

マサイマラにサファリに行ってきました⑥4日目 赤ちゃんはかわいい♡




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 旅人、元バックパッカー。内科医。18歳の時に約10か月ほどかけて世界一周を経験。西回りに世界を駆け巡り、その後も休みがあれば旅を続け、今まで訪れた国はだいたい60か国くらい。旅で出会った日本人女性と結婚し、妻と子供2人の4人家族。

今まで1人旅・カップル旅を経て、家族旅行するようになっても世界中のどこへでも行く旅好き家族に。

「子供がいるからそこへは行けない」ということがないわけではないけれど、子供たちのためにも、子供たちのためになるのであれば、どこへでも行きたい、世界一周旅行でも行きたいと妄想し続けるアラフォー。まずの目標は「50歳でもう一度妻と世界一周する」。

夢は、世界のすべてをこの目でみること・世界の広さや美しさを子供に、そして世界に広めること。

今の充実した生活の原点を作り出したのが自分にとっては旅だった。見るものすべてが新しかったあの旅の感動は忘れられない。

 

2020年末をめどにアジア某国に家族で移住予定。旅の話とともに、移住の話もお伝えしていこうと思います。

子連れ旅行のことを中心に、役に立てたらうれしくおもいます。

 

Instagram:アイジュ




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